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屋根辞典 〜屋根に関する用語集〜
屋根に関する基礎的な用語から、専門的な用語まで屋根に関連する用語を幅広く収録してあります。
また、屋根部位や屋根形状についても絵つきで詳しく説明してあります。
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さ行
桟瓦(さんがわら)
  和型瓦や和瓦と呼ばれている日本独特の瓦で、左側に小さいうねりがあることが、ちょうど障子の桟に似ていることから、桟瓦と呼ばれている。瓦がわが国に伝来してから約1000年もの間、瓦葺きは寺社建築や城郭建築に限られてきた。これは平瓦丸瓦による本瓦葺きは、重量がありそれを支える建築にもそれなりの配慮が求められた。そのため瓦葺きができる建物には制約が出てくる。こうした問題を解決するために出てきたのが、平瓦丸瓦を一体化させるといったアイデアである。1600年代に登場したのがローソク桟瓦と呼ばれるものである。初期のローソク桟瓦は、京都の大徳寺の東司(便所)や大光寺正受院表門などに遺されている。桟瓦を発明したのは西村半兵衛で、三井寺の瓦工として10年の歳月を費やして作りだしたと言われている。しかし彼が発明したのが現在見られるような桟瓦であったのか、ローソク桟瓦であったかは定かではない。また彼は軽量の瓦を開発するため江戸に火除け瓦を見に行き、これをヒントに桟瓦を開発したとも言われている。当時この桟瓦を関東では江戸葺瓦、関西では簡略瓦と呼ばれていた。ローソク桟瓦は上下で重ね合わせるため、平瓦に付けられた丸瓦部分は下が大きく上を小さくなっている。ローソク桟瓦と呼ばれるのもこの上下の大きさの違う円形の丸瓦部分からきている。
   
三州瓦(さんしゅうがわら)
  愛知県三河産の瓦で、この地域は全国で最大の瓦産地となっている。三州瓦の生産を行政地域で見ると高浜市が60%、碧南市が30%、刈谷市が10%ほどになっている。瓦の原料となる粘土に恵まれて産地を形成したが、現在では地元の粘土は30%程となっている。1989年現在全国の瓦生産量の43%が三州瓦でとくに釉薬瓦塩焼瓦の48.5%を占めている。昭和11年には三州に700以上の瓦メーカーがあったが、現在では60程に減少している。生産量は増加しているので、瓦メーカーでの生産規模の拡大が進んでいる。
   
   
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